ファッション用途から航空・宇宙用途まで、素材の革新を通じて、新しい価値を創造しています。

企業インタビュー 東レ株式会社

 

繊維、プラスチック・フィルム、情報通信材料、炭素繊維複合材料、水処理膜、医薬品・医療機器などの事業で、世界26ヶ国・地域に展開

 

企業インタビュー目次
1.東レ株式会社はこんな会社!
2.機電系出身先輩社員インタビュー

東レ株式会社はこんな会社!

事業内容説明写真 東レ株式会社

 

貴社の事業内容をお聞かせいただけますか?

大規模な設備でモノづくりを行う素材産業はまさに装置産業であり、設備競争力がそのまま企業としての競争力に直結します。
機電系のエンジニアは、設備面から国内外生産工場の企画・開発・設計・建設・運転・保全および改善などを行うプラントエンジニアリング業務や、研究・開発活動から生まれた先端素材・製品を事業化するため、独自の設備開発を行うエンジニアリング開発センターでの業務などが主な仕事となります。

貴社のお客様を教えて下さい

素材には決まった形がありませんので、アイディア次第でモノづくりをしているすべての会社がお客様になりえます。

貴社の中期経営目標を教えて下さい

・グリーンイノベーション事業の拡大
・ライフイノベーション事業の拡大
・アジア・アメリカ・新興国における事業の拡大

貴社だからこそある仕組みを教えて下さい

現社長は機械系の出身というくらい、化学素材メーカーながら、機電系出身の方が活躍いただけるフィールドの広い会社です。

機電系学生が身近に感じる製品や開発のお話はありますか?

革新的素材は、革新的装置・プロセス無しに生み出されることはありません。
当社では革新的素材を生み出す唯一無二の製造プロセスを内製化できるよう、設備・装置・プロセスの開発に取り組んでいます。機能性繊維、化成品、炭素繊維複合材料などの当社製品は、素材研究だけではなく、設備・装置開発、生産プロセス構築・改善によって日々生み出されているものです。

機電系学生に親近感を持ってもらえるようなトピックがあれば教えて下さい

鉄の10倍の強度を持ち、重さは4分の1という東レの炭素繊維複合材料が、新型旅客機「ボーイング787」の機体重量50%以上に使用されています。 結果、燃費性能が同クラス比およそ20%改善し、省エネ運転が可能となりました。東レは炭素繊維で世界トップシェアを持っています。

機電系出身先輩社員インタビュー

先輩社員

 

  •      氏   名   : H.T
  • 所 属 部 署  : エンジニアリング開発センター
  • 入社年度(西暦) : 2007年
  • 出身 学部 学科 : 工学研究科 航空宇宙工学専攻

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っていますか?

東レでは、1961年に工学的な立場から既存製品および新製品に関する生産技術や装置に関する研究開発を主眼として、工務研究所(現エンジニアリング開発センター)を開所しました。
当所では、機構設計、高速回転体解析、構造解析、メカトロニクス、3次元設計、計測・制御、画像処理、静電気・表面処理といった要素技術の開発・深化から、システム・プロセス全体の開発まで、広範囲に取り組んでいます。
そのため、機械・電気系の学問全てが役立つと言っても過言ではありません。
それは、巨大なプラント全体の設備技術・工事計画を担うプラントエンジニアリング業務においても同様だと思います。

この会社を選んだ動機についてお聞かせいただけますか?

最初の動機は炭素繊維に関連した研究をしていたことですが、最大の契機は、工場見学の際に社員から聞いた「世の中にあるものなら買えばいいが、自分たちは世の中にないものを創る」という言葉でした。
今もその言葉を胸に、少しでも新しいモノ、革新的なモノを生み出せるよう、業務に取り組んでいます。

ユニバ運営事務局

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