企業インタビュー
石油・天然ガスから発電・水処理まで手がける
人々の生活に欠かせない産業やライフライン。それらを支えるプラントをつくりあげるべく、品質・コスト・スケジュールの最適化を図りながら、大規模なプロジェクトを遂行しています。
東洋エンジニアリング株式会社はこんな会社!
貴社の事業内容をお聞かせいただけますか?
エネルギー・食糧・電力・水……今の日本では当たり前の生活基盤。しかし、世界ではその最低限の基盤も整っていない国は数多くあります。
TOYOは50年以上にわたり、世界各国が必要としている各種生産設備(プラント)の建設プロジェクトに関わり、その実績は60ヶ国以上、数千件にのぼります。
プラントの設計、機器資材の調達、建設工事の管理を一手に引き受け、国籍豊かな関係者を工学技術に基づきまとめあげ、リーダーとしてプロジェクトを成功に導いていくのです。
貴社の特徴を教えて下さい
TOYOはプラントからの廃水を処理するバイオ水処理技術を有しています。実はこの技術、身近な場所にも用いられているのを知っていますか?
それは、皇居のお濠の浄化装置です。ちなみに、お濠の水が汚いな、と感じる方が殆どだと思いますが、あれはセキュリティの関係で、浄化能力を落として装置を稼働させているとの噂です……。
貴社のお客様を教えて下さい
オイルメジャー、国営石油会社、化学メーカーなど石油・天然ガスに関わる製品を扱っている世界中の企業が当社の主なお客様です。ASEAN・BRICs諸国をはじめ、50年以上にわたり、世界中で案件を遂行しています。
貴社の中期経営目標を教えて下さい
従来の石油・天然ガスに由来する製品を扱うプラントに留まらず、エンジニアリング会社としては珍しく、発電・水処理などの社会インフラ事業へも積極展開することで、より包括的に社会へ貢献することを目標としています。
貴社の誇る技術を教えて下さい
地下資源開発から地上設備建設に至るまでの包括的なマネジメントノウハウがTOYOの誇る技術です。
2012年からは、イラク政府の資源開発計画における技術アドバイザーの命を受けています。国外の民間企業が国家機密である資源開発計画に参画することは極めて異例であり、これまでのTOYOの実績と信頼が評価された結果といえます。
貴社の代表的なサービス・製品を教えて下さい
農業を支える尿素肥料。この肥料製造に必要なプロセスライセンス(製造方法に係る特許)を自社で保有しているTOYO。省エネ・省スペース・短工期を実現した尿素合成ライセンス「ACES21」の世界シェアは25%を占め、今日の食を根底から支えています。
機電系出身先輩社員インタビュー
- 所 属 部 署 : プラントプロジェクト統括本部
- 入社年度(西暦) : 2013年4月
- 出身 学部 学科 : 理工学研究科 国際開発工学専攻
学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っていますか?
インドネシアに長期滞在し肥料プラント建設の施工管理に携わっていた際、配管工事における溶接について、材料工学を学んでいたため、素早く理解することが出来ました。溶接に重要な配管の材料及び特有の溶接後における冷却方法などの概念について理解することが出来たため、新人ながらインドネシア現地工事業者のベテラン配管工と施工方法と冷却方法の確認が出来ました。
新人とはいえ社外者と会話する際は会社を背負わなければならず丸腰の素人丸出しで臨むわけにはいきません。指示を出す側のコントラクターの人間がサブコントラクターに舐められてしまい、言う事を聞いてくれなくなるためです。入社年次よりも上の目線で物事を考えざるを得ない環境下で学生時代に学んだ学問が活きた経験は、慣れない海外建設現場で私を支えてくれました。
この会社を選んだ動機についてお聞かせいただけますか?
海外プラント建設プロジェクトの設計から工事まで一貫して携わることが出来、特に国際ビジネスにおける建設現場に身を置き、常に研ぎ澄まされた感性を養える環境があることです。また、ホワイトカラー・ブルーカラーの区別なく海外のトップレベルで仕事が出来るため、東洋エンジニアリング株式会社に入社することを決意いたしました。
ユニバ運営事務局
TEL:03-6222-7283 (平日10:00~18:00)
メールによるお問合せ:info@univa-y.jp
基本情報
〒275-0024 千葉県習志野市茜浜2丁目8番1号
東京本社(本店)
〒100-6511 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号 新丸の内ビルディング11階
○各種産業プラントの研究・開発協力、企画、設計、機器調達、建設、試運転、技術指導
対象分野:石油、ガス、資源開発、石油化学、一般化学、水、交通、発電、原子力、高度生産システム、医薬、ファインケミカル、物流、バイオ、環境、等
Mission: Engineering for Sustainable Growth of the Global Community
東洋エンジニアリンググループの使命(Mission)は、
「Engineering for Sust-ainable Growth of the Global Community」。
そしてその趣旨は以下の通りです。
世界水準のエンジニアリングの提供によって、多様な顧客課題を総合的に解決し、顧客ニーズの充足を実現するとともに、エネルギー・素材等の供給と環境保全を調和させ、持続性ある地球社会の実現に貢献します。
当該使命の実現のため、取引先、関係先とは、互恵の精神の下、良好な関係を構築、維持します。
これらのプロセスを通じて適正な利益を確保し、企業価値を高めることにより株主の期待に応えるとともに、従業員に対して適切な報酬と成長機会を提供し、働き甲斐と誇りに満ちた企業を実現します。
当社グループは、要素技術を統合し全体システムの最適化を実現するという"エンジニアリング”の遂行を通じて社会に寄与し、上記の使命を実現することが、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)を果たす本質であると考えています。
Vision: Global Leading Engineering Partner
東洋エンジニアリンググループの目指す企業像は、
Global Leading Engineering Partner」であり、その趣旨は以下の通りです。
・顧客の立場に立脚し共に課題を解決することによって、顧客にとって継続的に最も信頼できるパートナーとなります。
・世界第一級のエンジニアリング企業グループとして、
自社企業グループ(Global Toyo)を核とし、さらに協力企業群をネットワーク化して、世界の様々な地域で、最適な体制で業務を遂行します。
・当社グループの強みである以下のCapabilityを常に研鑽し、品質、HSSE、納期、価格等を含む総合的な価値を提供します。
プロジェクトマネジメント力 : プロジェクトを統合管理し、品質、HSSE、納期、価格等で所期の目標に従って完成させます。
総合エンジニアリング力 : 各設計要素技術を、調達、工事機能とも連携させて、精度の高い技術情報に統合します。
技術力 : 独自に開発した自社技術や社外の特徴的な技術を、顧客課題の解決のため に幅広く活用します。
アライアンス構築力 : 世界の様々なパートナーと最適な協業体制を築いてプロジェクトを遂行します。
グローバル対応力 : Global Toyoの拠点網を駆使しつ、顧客ニーズの実現に向けて地球規模で対応します。
・上記の活動を行うことにより獲得された知的財産の維持・管理・活用を通じて知的財産の創造サイクルを確立し、以って顧客のニーズを継続的に満足します。
当社グループの事業領域は、あらゆる産業施設・製造設備に関わる設計、調達、建設に始まり、マスタープラン策定や運転、保全等、関連するさまざまな技術サービスの提供、さらには、経営・業務コンサルティングやシステム構築に関わるプロジェクトの実行までを含んでいます。当社グループは、当該事業領域において、ハードウェア、ソフトウェアを問わず、顧客の皆様が自社のビジネス・システムやバリュー・チェーンを最適化し、新しい企業価値を創出するために必要とされるあらゆる問題解決の提案と実現手段を提供して行きます。
なお、Global Toyoとは、世界に所在する当社グループ各社が所在地域、顧客に密着しつつ相互に連携協力し、最適なフォーメーションと共通する業務基準に基づいて業務を実施するグローバルネットワーク体制を指しています。
Values: Integrity, Creativity, Diversity, Learning, Team
東洋エンジニアリンググループで働く一人ひとりは、以下の価値観を共有し行動します
Integrity : 誠意と責任を持って業務を遂行します。
業務遂行にあたって透明性の確保と説明責任を重視します。
Creativity : 知恵と創造力を発揮し、顧客とともに、もしくは自ら、新たな価値を創造します。
過去の延長線上ではなく、変革に挑戦します。
Diversity : 個性、人格、ならびに各国、各地域の文化、慣習を尊重します。
業務や案件の多様性に、柔軟かつ複眼的に対応します。
Learning : 進取の気性で、新たな経験、技能、知識を獲得します。
内外の技術、経済動向を注視し、変化の本質の把握に努めます。
Team : 自社グループ内はもとより、顧客や協業先とのチームプレイを通じて、成果を実現します。互いの立場を尊重し、知識と課題を共有します。
人が資産の会社という言葉に言われる通り、みなさん活き活きと働いています。
そして、女性エンジニアも活躍しています。
また、国際的に通用する資格を身に着けられるような支援や社内の先輩スペシャリストを講師として、幅広い視野をもつエキスパートエンジニアを育成しています。