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非鉄金属業界の日本軽金属グループという会社があります。この会社は「アルミのデパート」と呼ばれるまでのアルミに特化したプロフェッショナル集団。ある商社が発表した「アルミ市場見通し」では、2023年の世界のアルミ需要は約47万トンの供給不足になる程の高いニーズが見込まれる状況です。それほどまでに世界的にニーズが高まる素材の何に期待がされているのか、日本軽金属は何がそんなにすごいのか、そしてなぜアルミの会社が機電系学生を強く求めるのか、その理由を4つのポイントに分けてお話ししていきます。

#時代適合型素材『アルミ』
#異次元の素材メーカー
#「上手に好き勝手」できる柔らかさ
#日本製造業の進化を担う存在

 

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アルミと聞くと、アルミ缶やアルミ箔(アルミホイル)、1円玉などを想像され、身近にある安価な素材という印象から本来のすごさを認識されていない方が多いかと思います。そういった機電系就活生の方は、本記事を通じて認識を大きく変えていただけると嬉しいです。アルミは脱炭素化社会に向けて大きな役割を持つ、社会的重要性の高い素材です。軽量でリサイクルをしやすいという特徴を持つアルミは、製品を軽くすること(=運搬効率を上げる、持ち運びしやすいようにする等)に大きな貢献をするため、自動車・飛行機・新幹線・ロケット・船のようなモビリティ領域や、スマホやタブレットのような軽さと耐久性が求められる製品など、幅広く貢献しています。特に自動車においては、車両重量が10%減少すると燃費が約7%向上すると言われていて、エンジンブロック、ホイール、バンパー、ボンネット、ルーフなど自動車の多くの部品が鉄からアルミに置き換えられ、需要が高まっている最中です。アルミは身近で安価な製品に使われているからと言って軽視される素材ではありません。社会の変革に対してキーポジションにある、世界的に重要性の高い素材なのです。

 

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そんなアルミの専門家集団が日本軽金属です。日本軽金属グループは世界でも唯一に近いアルミ総合メーカーであり、ただ素材を提供するだけではなく、アルミに対する豊富な知見と技術をベースとして顧客ニーズに合わせた様々な加工や製品化を行い提供する点が特徴です。この独自スタイルを築く理由が「チーム日軽金として異次元の素材メーカーへ」という経営スローガン。世界の素材メーカーは大量生産・大量消費という“規模”の経営にある中、日本軽金属は“お客様にとっての価値”が最重要だと考えています。その結果、顧客が最先端の技術を追求する過程に並走し、今までにない製品応用へチャレンジしていくスタイルになりました。これこそが、素材メーカーの概念を超えた次元で勝負をする日本軽金属の強みとなっています。

そのために、日本軽金属グループはそれぞれの強みに合わせて組織が細分化されています。親と子、上と下の関係ではなく、「チーム日軽金」として異次元を目指していくためには、会社を細分化してそれぞれに社長を置き、スピーディーに事業判断と技術力向上をさせていく、成長しやすい組織形態がとられています。将来性あるアルミを強く握っているだけではなく、会社を細分化させて高い技術成長をしていく体制も持つ点で、同業他社からするとかなり怖い存在であると思います。そして、素材だけではなくその加工・製品化までを行う「異次元」な環境がある日本軽金属だからこそ、材料系人材だけではなく機電系の力が多いに必要とされていて、アルミイノベーションを起す仲間探しを積極的に行っている状況です。

 

 

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そのチーム日軽金にはどういった特徴があるのかというと、「上手に好き勝手できる大人に。」という採用キャッチコピーで表されています。
非鉄金属業界と聞くと、堅そうな雰囲気や旧態依然的な昭和企業のイメージを持ってしまう方もいるかもしれませんが、日本軽金属は「チーム日軽金として異次元の素材メーカーへ」を目指す会社です。グループ各社で協力し、社内での協力が無ければとても異次元は目指せないため、代表取締役社長の岡本一郎氏は「人財こそ宝。」「人は適切に育てて磨き上げればかけがえのない財産になる」という考えを持って人材育成を非常に大事にしています。そして、“育てる”という会社から与えるものもある一方、横串体制による一体感あるチームでの自立成長も求められており、対話によって皆が腹落ちし、それぞれの得意分野を生かした先に心の充実があるという表現もされています。

社長が作る、人が育ちやすい土壌があるからこそ、「社内の雰囲気が明るく、風通しが良い。」「就活時と入社後のギャップが少ない。」「どの年代の社員さんも優しく共感する、注意する、傾聴する、手助けするという、いろいろな優しさがある」などの良い口コミに溢れる環境になっており、これこそ日本軽金属が言う「上手に好き勝手出来る大人」なのだと感じ取れます。

 

 

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ここまでアルミの将来性や日本軽金属のすごさを語ってきましたが、一つだけ大きな課題があります。それは、アルミ自体はSDGsに繋がる優れた素材である一方、その精錬のためには原材料の特性上、大量の電力が必要になる点です。その特徴から「電気の缶詰」とネガティブな名称がついていることも事実です。それでもアルミ素材の潜在性があまりにメリットが大きいため国内市場での需要は高まっている中、意欲を持った機電系学生が入社してこの課題を少しでも早く解決することに繋がれば、他国との大きな差別化にも繋がり、米国・欧州などでの販売実績が格段に上がる可能性も期待できます。簡単な問題では無いですが、今素材メーカーにおいて機電系が求められているのは、こうした自社技術のアップデートの観点も含まれており、その貢献が製造業の可能性を大きく広げることを是非皆様には知ってほしいです。

日本軽金属自体の進化を通じて日本製造業のモノづくりの選択肢を広げるため、優秀な方にこそに気づいていただきたい企業です。

 

最後に

以上、今回は日本軽金属についてピックアップしました。意外性あるその社風や、社員が思うアルミ市場の展望など是非聞いてみてほしいので、日本軽金属のことをいいなと感じた方は、企業様のマイページに登録をしてみてください!

日本軽金属の採用ページ:https://www.nikkeikin.co.jp/index.html
日本軽金属のマイページ:https://www.nikkeikin.co.jp/recruit/universities/index.html



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