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「家電業界」という業界枠があります。厳密には、白物家電(生活家電)、黒物家電(デジタル家電)など、もう少し細かな単位で括られるケースが多いのですが、昔に比べて機電系就活生から「家電業界を志望している」という声が減ってきている実態があります。これは、家電でイメージしやすい、パナソニックや三菱電機、日立製作所、東芝などの日本を代表する大手メーカーが、家電事業の不振に伴って新しいビジネスモデルへの変革をし始め、業界としての勢いが急速に落ちたことが一つの要因だと考えます。そんな中、家電業界で根強く技術革新を行い、今なお進化している会社があります。それが虎のマークが印象的な「タイガー魔法瓶」です。なぜ多くの家電事業を有する企業が苦戦する中、タイガー魔法瓶は市場からの評価が高くあり続けるのか。将来性が感じられるのか。その理由に企業としての魅力が詰まっているため、4つのポイントから解説していきます。

#タイガーらしい「優良企業」の意味
#柔軟性のある100年企業
#キッチンから宇宙へ
#家電を作るメーカーではなく、幸せを作るメーカー

 

 

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タイガー魔法瓶は大阪に本社を置き、2023年に創立100周年を迎える会社です。真空断熱技術や電気による熱コントロール技術を強みとし、有名な真空断熱容器(電気ポットやステンレスボトルなど)や炊飯器、それ以外にもホットプレートやオーブントースター、食器乾燥機など、キッチン周りの製品を中心に扱う家電メーカーとして、皆様も名前を知っているのではないかと思います。そんなタイガー魔法瓶が有名になったのは、日本史上最大規模の被害を生んだ関東大震災(1923年)の際です。とある商店の倉庫に保管された製品の中で、他社メーカー品が当たり前のように破損する一方、タイガーの魔法瓶はたった1本も破損することがなかったことで、その技術力の高さが認められることになりました。こうした技術へのこだわりとその裏側にある顧客への想いがDNAとして刻まれて、今のタイガー魔法瓶に繋がっています。

現代表取締役の菊池 嘉聡氏は「優良企業であり続ける」と語ります。この“優良”とは、「製品」「サービス」「人材」「オペレーション」など、企業を構成する全ての要素が一流であり続けた上での“結果”を指します。そして、その一流であるためには「いたずらに規模拡大を追求したり、目先の短期利益を重視したりすることなく、長期的に社会に必要とされなければならない」とも語っていますが、こうした意思を貫くことは実は難しいことです。なぜかというと、多くの株式会社は株主のために利益を追求し続けなければいけません。また会社の成長指標は売上や利益でみられるのもビジネス企業では当たり前です。だからこそ、規模拡大も求められますし、短期利益を無理にでも取りにいかなければいけないケースは多く存在するのですが、タイガー魔法瓶は非上場の会社であるため、自分たちが大事にするものを貫き通すことが出来ます。その大事なものが、タイガー魔法瓶にとっては何より“顧客”であり、その想いと環境があるからこそ強い会社なのだと感じます。

 

 

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そんなDNAを持つからか、タイガー魔法瓶の特徴として『変革に対する柔軟性の高さ』があります。2018年以降、スピード改革に取り組んでいますが、その旗を振るのは元ソニーでVAIOなどの事業にも携わっていた、元女性エンジニアであり取締役の浅見彰子氏。一般的に100年の歴史があるような会社は、表面的な変化はできても、独自文化として根付いてしまった価値観や、上層部の既得権益に触れるような根底的な変化は難しいものです。しかし、「優良企業であり続ける」ということを大事にする社風からか、近年の社会環境の変化や会社の体制の古さが次々に刷新され、“新しいタイガー魔法瓶の在り方”を追求されているスピード感と受容性は、老舗企業というよりはベンチャーのような印象を受けます。

例えば、【顧客が中高年に偏っていることへ危機感を感じて若年層へのアプローチを広げたり、女性はピンクで男性は青と言う古い考えを捨てて多様な価値観に即したモノづくり体制に変化させるような事業戦略目線】【皆が朝礼で集まり社訓を唱和するような伝統から、個々の働き方に合わせたフレックス制に変化をさせるような働き方目線】など、幅広くです。2023年にちょうど創立100を迎えたからこそ、NEXT100年に向けた新しいタイガー魔法瓶が形成されている最中です。この柔軟性があるからこそ、これからの時代にしっかり適応しながら市場に愛され続けるのだろうと期待できます。

 

 

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そして今、タイガー魔法瓶はキッチンを超えて宇宙にまでその貢献範囲を広げ始めて、業界内でも大きな話題になっています。
2018年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発した真空二重断熱容器が「こうのとり」7号機に搭載されて、国際宇宙ステーション(ISS)から地上に物資を回収する小型再突入カプセルとして採用されました。これは、JAXAからタイガー魔法瓶に対して「4度±2度の範囲で4日間以上の断熱。かつ最大40Gの負荷」という、通常のまほうびんでは考えられない極めて難易度の高い依頼があったところからスタートしました。当初技術者陣は困難と考えていたものの「我々がやらなければこの計画自体がなくなってしまう」との思いから、参画が決まったようです。JAXAが頼ったのも、タイガー魔法瓶が圧倒的な技術を持っていたためだと思いますが、その信頼はキッチン家電での地道な研鑽の結果です。100年の技術の積み重ねが、今まで想像もしていなかった領域で活かされはじめていて、こうした点からもタイガー魔法瓶の次の100年が非常に楽しみに感じます。

 

 

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これからタイガー魔法瓶は次の100年の歴史を重ねていき、その中で様々な変革が発生していくだろう期待や将来性はよく伝わったのではないかと思います。ただ、どれだけ時代が進んでも、どれだけ市場が変化しても、変わらない想いも持ち続けています。それが、「世界に幸せな団らんを広める。」という想いです。この説明に付随して、「人と人の間に、わたしたちの製品があり、幸せな団らんの光景がある。」という言葉がありました。確かに、タイガー魔法瓶の製品を想像すると、【親が子供に水筒(ステンレスボトル)を渡す絵】【炊き立てのご飯をよそって家族が集まる食卓に置く絵】【入れたコーヒーをパートナーに渡している絵】などが浮かびます。まさしく、人と人を繋ぐ役割であり、この役割にこそタイガー魔法瓶の本質が詰まっているのだと思います。景気が悪くても、仕事がうまくいかなくても、家に帰って家族やパートナーと過ごす時間は幸せなもので、その時間を守ることを使命にする、素晴らしい会社であると思います。

 

 

最後に

以上、今回はタイガー魔法瓶についてピックアップしました。想いの強い企業様であることがわかりましたが、こうした『想い』は生の声を聞いてこそ伝わるものです。出会うチャンスがあれば、是非一度お話を聞いてみてほしいですし、選考を受ける方はこの想いを選考の中からも感じ取ってみてほしいと思います。タイガー魔法瓶のことをいいなと感じた方は、是非企業様のマイページに登録をしてみてください!

タイガー魔法瓶の採用ページ:https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/recruit/saiyo/index.html
タイガー魔法瓶のマイページ:https://job.axol.jp/jn/s/tiger_24/entry/agreement



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