「耐火物」「窯炉」のエンジニアリングメーカー

企業インタビュー 品川リフラクトリーズ株式会社

「耐火物」で世界を支える。

国内売上トップクラス。140年にわたり、耐火物の製造・販売と窯炉のエンジニアリングサービスを通じて産業の発展を支えている品川リフラクトリーズ株式会社のインタビューです。

企業インタビュー目次
1.品川リフラクトリーズ株式会社はこんな会社!
2.機電系出身先輩社員インタビュー

品川リフラクトリーズ株式会社はこんな会社!

事業内容説明写真 品川リフラクトリーズ株式会社

貴社の事業内容をお聞かせいただけますか?

身近な素材である鉄・セメント・ガラスなどが造られる中では、非常に高温となる過程があります。
例えば溶けた鉄は1,500℃を超えており、生産過程の容器(窯炉)の内張り素材として「耐火物」が必要不可欠なのです。更に、耐火物が使用される窯炉の設計、施工、メンテナンスをはじめ、各種施工機械や耐火物周辺設備の設計、製作など、超高温の世界を支える総合エンジニアリングを提供しています。

貴社における機電系エンジニアの活躍の場を教えて下さい

高品質の耐火物を生み出す社内設備関連業務、耐火物が使われる窯炉の構造設計や、施工設備設計などがあります。
設備管理業務とは
耐火物の生産を支える社内設備の導入・維持や、お客様先で耐火物を使用する際の施工設備の設計など
エンジニアリング、築炉業務とは
工業窯炉の設計・製作、炉の内張り耐火物の構造設計、耐火物の施工・補修工事を含む設備の保全管理など

貴社で活きる研究カテゴリーを教えて下さい

機械力学、熱力学、流体力学、材料力学、機械設計、機械材料学、製図学、CAD利用技術、電気工学、制御工学、生産システム工学、伝熱工学、燃焼工学、計測工学、など

商品説明写真 品川リフラクトリーズ株式会社

貴社の中期経営計画を教えて下さい

2015~17年度の中期経営計画では、基本方針として「『設備』と『人材』の基盤設備・強化」を挙げています。高品質の耐火物には優れた生産設備が欠かせません。
今後は競争力の強化を目的として積極的な設備投資を実行していくため、機械・電気系の知識を持った人材は必要不可欠です。また競争力の源泉は人材であるとの認識の下、人材育成の高度化、技能継承の充実等の人事施策を強化してまいります。

貴社の社風を教えて下さい

若いうちから自由にチャレンジできる社風です。
中には数千万円規模の受注案件で品質管理を担当したり、社としても初挑戦となる設備の新しい使い方を任されたりする人も。上司、先輩社員の指導の下、やりがいのある仕事に従事し、自分の成長を実感できる環境です。

私たちの身の回りに普及している貴社の技術があれば教えて下さい

当社のエンジニアリング部門は全国の様々な工業窯炉の耐火物の構造設計に携わっています。
製鉄所の高炉はもちろん鉄スクラップを再利用して鉄を製造する電気炉、皆さんにも身近なごみ焼却炉など、各都道府県に1つは当社の耐火物を使用した炉があるというくらいですから、ひょっとしたら皆さんの住む町や故郷にも当社が関わった設備があるかもしれません。

機電系出身先輩社員インタビュー

先輩社員

  • 所 属 部 署  : 設備管理部
  • 入社年度(西暦) : 2006年4月
  • 出身 学部 学科 : 工学部 機械工学研究科

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っていますか?

現在の業務は、製鉄所で必要とされる装置の設計・開発です。
製鉄所では、鉄鉱石から不純物を取り除いて「鋼」をつくるために、鉄鉱石を高温に熱して液状にします。不純物を取り除く前のものを溶銑、取り除いた後のものを溶鋼と呼びます。この装置は、鋼を作る工程において溶鋼を冷やし固めてブロック状にしていく際に、溶鋼の流量制御をするために使用されます。
熱負荷のかかる環境で使用される装置であるため、設計には強度計算はもちろんのこと、材料の選定、熱力学の知識も必要であり、大学で学んだ機械力学、材料力学、製図の基礎は非常に役立っています。
また海外案件も多く、納入した装置を現地で改造する場面もあり、図面と英語を交えて顧客へ説明することもあります。設計に携わった装置が据付け・試運転を経て無事に稼働し、お客様から高評価をいただいたときはやりがいを感じます。

この会社を選んだ動機についてお聞かせいただけますか?

大学の研究設備の中にたまたま当社の装置(小型電気炉)があり「耐火物メーカーでもこんな装置を作るんだ」と興味を持ったのがきっかけで当社を知りました。
説明会や入社試験前の工場見学などを通して、自由闊達な社風であることと、機械系でも十分に活躍できる場があることに魅力を感じてこの会社に決めました。

ユニバ運営事務局

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