鉄だけじゃない、神戸製鋼!

企業インタビュー 株式会社神戸製鋼所

神戸発電所(出力:140万kw):2002年度より電力供給事業を開始し、地域の電力の安定供給に貢献していきます。更に現在、発電所の増設・新設計画を進めています。

鉄鋼、溶接、アルミ・銅などの「素材系事業」、産業機械、エンジニアリングなどの「機械系事業」、さらには「電力事業」を事業の3本柱とした複合経営を展開しています。

 

企業インタビュー目次
1.株式会社神戸製鋼所はこんな会社!
2.機電系出身先輩社員インタビュー

株式会社神戸製鋼所はこんな会社!

事業内容説明写真 株式会社神戸製鋼所

ギア内臓ターボ圧縮機:大型ターボ圧縮機市場への参入を図り、アジアにおけるトップグループの地位確立を図ります。

貴社の事業内容をお聞かせいただけますか?

神戸製鋼所は100年を超える歴史の中で、幅広い分野でものづくりを進め、優れた製品や技術を提供してきました。
経営基盤を支える重点事業は、鉄鋼、溶接、アルミ・銅などの素材系事業、産業機械、エンジニアリングなどの機械系事業、電力事業などの極めて多岐にわたります。
さらに、独創的な「オンリーワン」の技術や製品を多く開発し、世界シェアNo.1の製品を次々と生み出しています。
ものづくり力で社会を支える企業。それがKOBELCO(神戸製鋼)です。

貴社の中期経営目標を教えて下さい

「2016~2020年度グループ中期経営計画」において、素材系事業・機械系事業・電力事業の3本柱による成長戦略を一層深化させ、盤石な事業体を確立させる新たなビジョン「KOBELCO VISION “G+”(ジープラス)」への取り組みをスタートさせています。
輸送機の軽量化やエネルギー・インフラなど中長期的に伸張する成長分野に経営資源を集中し、神戸製鋼グループ独自の付加価値をさらに高め、競争優位性を発揮していくことで、事業を拡大・発展させるとともに、社会への貢献を目指してまいります。

貴社で活きる研究カテゴリーはありますか?

機械系 :材料力学・弾塑性力学、機械加工・塑性加工、構造力学・材料強度学、流体力学、熱力学、振動・音響工学、構造強度等
電気・情報系 :制御工学・電気回路、電磁気学、ソフトウェア工学、データマイニング・機械学習・統計解析・ビッグデータ解析、画像処理・信号処理等

貴社だからこそある制度とは?

多様な社員が安心して、存分に力を発揮できるよう、「働きやすさの基盤」づくりを進めています。
一般的な人材育成制度、研修制度や福利厚生に加え、以下のような独自の取組みを行っています。
◎働き方の変革
 ⇒19時以降の原則残業禁止・会議・業務改革
◎仕事と生活の両立
 ⇒在宅勤務日制度・再雇用エントリー制度・キャリア継続休職制度
◎女性総合職のキャリア
 ⇒キャリアアッププラン・メンター制度・女性総合職交流会

機電系学生に親近感を持ってもらえるようなトピックがあれば教えて下さい

燃料電池車に水素を充填する水素ステーション。実は神戸製鋼一社で製作することができます。
当社には水素を圧縮する圧縮機や冷却する熱交換器の技術があり、これらを組み合わせることで水素ステーションのパッケージを開発し、省スペース化とコストダウンを実現しました。
水素ステーションを通して、水素インフラの整備に貢献していきます。

機電系出身先輩社員インタビュー

先輩社員

 

  •      氏   名   : Y.N
  • 所 属 部 署  : 機械事業部門圧縮機事業部 回転機本部回転機技術部
  • 入社年度(西暦) : 2015年
  • 出身 学部 学科 : 機械工学専攻

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っていますか?

私は、気体を圧縮する機械、圧縮機の設計に携わっています。機械を設計する上で、機械設計や加工法に関する知識が役立っています。また、設計した機械の性能を評価する際は、熱力学や流体力学の知識が必要になります。
入社して感じることは、大学で学んだことはその分野の入門編であり、それぞれがとても奥深いということです。新しい機種の開発業務などでは、前例のない領域に飛び込んでいく必要があります。これまでの知識や経験をもとに、新しい知見を見出せたときは、とても達成感があります。
今後も、より高性能な圧縮機(より高圧でより多くの風量を処理できる)を設計するため、力学に関する知見を深めていきます。

この会社を選んだ動機についてお聞かせいただけますか?

私はエネルギー産業に関わる仕事に就きたいと考えていて、自身の専攻と合う機械メーカ、エンジ会社を見ていました。そして、圧縮機をはじめ、多数の産業機械を生産し、自由闊達な企業風土をもつと聞いていた神戸製鋼所に入社しました。企業名と実際の事業のイメージが異なる企業もありますので、裾野を広くもって業界を研究してみるとよいと思います。

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