日本初の油圧式トラッククレーンの誕生から60年。
国内外を問わず、お客様と社会の夢をカタチにしていくクレーンメーカー

企業インタビュー 株式会社タダノ

 

建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等の製造販売

 

企業インタビュー目次
1.株式会社タダノはこんな会社!
2.機電系出身先輩社員インタビュー

株式会社タダノはこんな会社!

事業内容説明写真 株式会社タダノ

 

貴社の事業内容をお聞かせいただけますか?

設立1948年。1955年に日本で初めて油圧式クレーンを開発し、建設用クレーンのNo.1企業として業界をリード。海外を視野に入れた事業展開にも積極的で、広く海外にも拠点を置く。2013年世界最大級の吊上性能を有するラフテレーンクレーンを発表、常に時代のニーズに適した製品の開発に力を入れ、いまや海外売上比率は50%を超える。
クレーン事業だけにはとどまらないLE(Lifting Equipment 抗重力・空間作業機械)事業において世界No.1を目指す。

貴社の誇る技術を教えて下さい

構造設計-「ESP機構」の開発
これまで複数本のシリンダーで伸縮させていたクレーンブーム(アーム部)をシリンダー1本で伸縮させるESP機構を開発。ブームの大幅な軽量化に成功。

制御設計-「リフトアジャスター」の開発
クレーンの大型化に合わせて、ブームの軽量化にも取り組んでいますが、軽量化は吊荷を吊ったときのブームの「たわみ」、それに伴う「荷振れ」(吊荷が地面を離れた際に、大きく振れること)も招きます。その荷振れを自動補正する制御技術「リフトアジャスター」の開発に成功。熟練オペレーターの腕だけに頼らない、使いやすさの追求も進んでいます。

稼働状況管理システム- 「HELLO-NET」
通信衛星や携帯端末などを用いてクレーンの稼動状況をリアルタイムに把握し、メンテナンスを促進。またビッグデータから得られる情報を品質管理、設計、営業情報等に活用。

貴社で活きる研究カテゴリーを教えて下さい

機電情系の専攻の方であれば、どの職種でも活躍いただけます。

貴社だからこそある仕組みを教えて下さい

職種別採用を行っており、希望職種を選択できます。
(開発職、生産技術職、サービスエンジニア職、SE職、営業職、企画スタッフ職)

貴社の代表的サービス・製品を教えて下さい

GR-1600XL :世界最大クラスの吊り上げ能力を持つラフテレーンクレーン。世界市場を意識した戦略製品として2013年にリリース。

機電系学生に親近感を持ってもらえるようなトピックがあれば教えて下さい

タダノの「奉仕」の精神は、文化財修復にも発展。代表的は「モアイ像修復プロジェクト」。きっかけは社員があるテレビ番組を見ていて知った、イースター島モアイ像の現状。
倒れて風化していくモアイ像を立て直したいという島民の思いを知り、立ち上がりました。チリ政府をはじめ、様々な機関との協働の末、モアイの立て直しは成功を収めました。

機電系出身先輩社員インタビュー(1)

先輩社員

 

  • 所 属 部 署  : パワートレイン開発部 パワートレイン開発ユニット
  • 入社年度(西暦) : 2006年4月
  • 出身 学部 学科 : 理工学部 機械工学科

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っていますか?

大学時代は4力学(機械力学・材料力学・流体力学・熱力学)を学びました。設計業務では4力学は基礎知識として必要で、よく大学の教科書を読み返します。製図は、大学ではドラフターを使って手描きで図面を作成しました。
会社では3D-CADソフトを用いて製図業務を行います。実際に製図を行う際には、製作方法の制約や材料の入手性など、たくさんの事を配慮して製図する必要があり、「どうやって造るのか」を具体的にイメージする事が、良い図面を描くために必要です。
卒業論文のテーマはサスペンション設計でした。内容は、大学にある電気自動車のサスペンションが上手く機能していなかったので、設計のやり直しを行ったレベルで非常に簡単な内容でした。 今ではクレーンのサスペンションを設計しており非常に役立つ経験となっています。

この会社を選んだ動機についてお聞かせいただけますか?

私の父親も設計エンジニアで、幼い頃からエンジニアとしての父の姿を見ていたので設計者を目指すのは自然な流れだったと思います。
就職活動ではさまざまな会社の説明会に参加したものの、株式会社タダノのように人の温かさを感じさせてくれる会社は、ほかにはありませんでした。株式会社タダノで楽しみながらものづくりに携わりたいと考え、入社を決意しました。

機電系出身先輩社員インタビュー(2)

先輩社員2

 

  • 所 属 部 署  : LE技術部電子制御ユニット
  • 入社年度(西暦) : 2006年4月
  • 出身 学部 学科 : 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っていますか?

大学時代は電気電子工学科を専攻し、研究室ではモーターの高効率化のために、モーターの鉄芯材料の磁気特性の測定をしていました。
現在は、超大型クレーンの安全装置の開発を行っています。主にソフトウエア開発を行っていますが、学生時代は、プログラミングはほとんどしたことはなく、業務を通して覚えました。なので、研究内容と業務が直結しているわけではありません。
しかし、自分が思い描く制御を実現するのに、どんなセンサーや装置が必要でどんな回路が必要か、それを考えるのに、大学で学んだ電気・電子の基礎知識が非常に役に立っています。クレーンの電気回路図や、制御装置の電子回路を見ることもよくあります。
また、研究で培った「なぜ」や「どうするとうまくいくか」という考える力は、設計を進めるのに非常に重要だと感じています。

この会社を選んだ動機についてお聞かせいただけますか?

株式会社タダノがクレーンメーカーであることを知ったのは、実は就職活動が始まってから。
企業研究を進めていくうちに、ものづくりに関わるなら、大きなもの、社会貢献度の高いものに携わりたいと考えるようになり、株式会社タダノに魅力を感じ、志望しました。会社説明会の和やかな雰囲気や、若手社員や採用担当の気さくな人柄に魅力を感じたのも志望動機のひとつです。

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